対 象 | 定員 | 期間・頻度 |
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現役CEO、CFO、役員等 | 40名 |
約7~8カ月 1ヵ月に1度程度の朝食会または夕食会、それ以外に1泊2日の合宿2回 |
朝食会(ないし夕食会)では、グローバル経済や証券市場の最前線で活躍されているプロフェッショナル(たとえば、国際協力銀行の渡辺博史総裁や日本取引所グループの斉藤惇グループCEOなど)や持続的な価値創造を実践している企業の経営者(セブン&アイの鈴木敏文会長等)にご登壇いただき、法律や金融・市場経済における最新の潮流を学びつつ、長期的に事業を構想し、持続的な企業価値創造を実践するために必要となる経営哲学や戦略思考、事業構想や組織運営のあり方などを学ぶ。また講演に基づき、受講者と講演者が共に考える場も醸成し、持続的な企業価値創造に向けて克服すべき課題を検討する。
さらに、合宿では、持続的な企業価値創造にあたって、日本企業が共通して抱える課題を、ケース・スタディー、有識者による講演、グループワークにより討議などを通じて考え抜く場とする。たとえば、投資家との対話・エンゲージメントをどのように実践するべきかというテーマを取り上げる場合には、実際に対話・エンゲージメント投資を実践している投資家やファンドの代表などを招待し、直接的な対話を通じて、それらを実践するための示唆を獲得いただく予定である。
全体を通して、一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄がファシリテーターを務める。
対 象 | 定員 | 期間・頻度 |
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次世代CFO・経営者等 (執行役員・部長クラス) |
40名 |
約7~8カ月 3週間に1度の頻度で金曜夜・土曜終日、それ以外に1泊2日の合宿2回 |
次世代CFOは、持続的な企業価値創造を牽引するCEOの参謀役として、財務的な視点を切り口に、時に企業経営のアクセル役、ブレーキ役をかってでることが求められる。こうした役割を担うためには、単に財務・経理の知識のみでなく、経営哲学、戦略、組織、法律、資本市場など企業価値創造をめぐる最先端の知識やスキルを体系的に修得したうえで、それらを横断的に組み合わせて、経営実務で直面する課題を解決するための方法をロジカルに考え抜く力を修得することが求められる。
本プログラムを受講する方の多くは、持続的な企業価値創造びため、全社的な観点で自社がどのような課題を抱え、それを克服するための方法について考える経験をしたことがある方を想定している。しかし、そうした問題を体系的に整理し、その解決案を導き出すには容易ではない。そのためには持続的な企業価値創造を実践していくにあたって必要となる多様な知識を修得するとともに、それらを横断的に組み合わせ、直面する経営課題を克服するための示唆を導き出す必要があるためである。
そうした問題を検討するうえで必要となる経営戦略や哲学、経済、財務、会計、法律などの最先端の知識について、一橋大学教員や学外のプロフェッショナルから学ぶ。
一方で、M&Aやグローバル戦略を描くにあたっては、これらを横断的に組み合わせ、実務に効果的に適用する能力については、実際にそうした現場の最前線で起こった事実を自らの頭で考え抜き、ソリューションを導き出すことが求められる。そうした現場の最前線で起こっている問題を考える機会をプログラムでは準備する予定である。たとえばM&Aに関しては、M&Aアドバイザーやそれを成功させた経験をもつCFOや金融プロフェッショナルを招へいし、ケース・スタディー、講演会、受講者と講演者との討議などを通じて、持続的な企業価値創造を実践するにわたっての示唆を獲得いただく予定である。
合宿やワークショップでは、少人数から構成される受講者グループと教員と濃密な議論を通じて、持続的な企業価値創造を実践するにあたって重要となる課題を考える場を提供する予定である。
対 象 | 定員 | 期間・頻度 |
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次々世代CFO・経営者等 (部・課長クラス) |
40名 |
約6カ月 3週間に1度の頻度で金曜夜・土曜終日、それ以外に1泊2日の合宿2回 |
持続的な企業価値創造にあたっては、財務・経理の知識を超えて、経営哲学、戦略、組織、法律、資本市場など企業価値創造をめぐる最先端の知識やスキルを体系的に修得することが求められる。しかしながら、それらを体系的に学び、横断的に結びつけて、自社・自部門が抱える課題やそれを克服するための方法を考え抜く場をもつことは、課長クラスの人材ではそれほど多くないのが実情である。
本プログラムでは、企業価値評価の知識・スキルを基盤として、それらを持続的な企業価値創造に結び付けていくにあたって必要となる知識・スキルや思考方法を修得いただくことを狙いとしている。
このためには財務・経理を超えて、経営戦略や哲学、経済、財務、会計、法律などをめぐる基礎的・応用的な知識を修得する必要がある。これらについては、一橋大学教員や学外のプロフェッショナルから学んでいただく。
一方そうして学んだ知識・スキルがどれほどの切れ味であるのかということについては、実際にそれらの知識・スキルを駆使し、現実に企業が直面している課題を考えていくことが必要となる。このため、上記の講義については、座学ばかりでなく、ケース・スタディーなどを通じて受講者が相互に議論しあい、その解決策を導き出していくことも不可欠となる。よって講義の多くは座学とケース・スタディーの組み合わせにより実践されていくことになるだろう。
さらに、そうした知識・スキルを横断的に組み合わせて、現実の企業が直面する課題を克服していくためには、経営者がどのような視点で企業経営を実践し、その中で何に悩み、苦労しているかなどを共有することが不可欠となる。企業変革や事業構造改革に成功した経営者やCFOに講演をいただき、そうした経験を共有いただき、自らの問題として考え抜くための機会も提供する予定である。
また、ワークショップなど少人数の受講者グループと教員とが濃密にコミュニケーションをとることができる場も設定することで、自社が持続的な企業価値創造を実践していくにあたって、克服すべき課題が何かなどについて深く考え抜くための場も設定する予定である。
対 象 | 定員 | 期間・頻度 |
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事業部門長・事業部門クラス | 40名 |
延べ 集中講義また分散講義形式(1日約7時間) |
日本企業の場合事業部門長・事業部長クラスの方々の中には、企業価値を分析・評価するにあたって必要不可欠となる財務。会計のリテラシーを体系的に学ぶことがないまま、事業運営や企業経営に関与しているケースもある。とりわけ技術系出身の事業部門長・事業部長はそうした傾向が強い。しかしながら、近年、事業部門長・事業部長レベルでもROICなどの経営目標の達成に向けた取り組みを実践することが求められる状況も増加しつつある。
本プログラムでは、そうした企業価値を分析・評価するにあたって必要不可欠となる財務。会計リテラシーを体系的に学んだ経験がない事業部門長、事業部長を対象に、それらの知識を修得し、それを企業経営に応用するにあたっての示唆を獲得するための機会を提供する予定である。
そうしたリテラシーを修得ていくにあたっては、座学のみではなく、学んだことが実際に企業社会でどのように活用されているのかを体得いただくことも必要である。このため、本プログラムでは、座学ばかりでなく、ケース・スタディーなどを通じて受講者が相互に議論しあい、企業価値創造にあたって企業が直面する課題やそれを解決するための施策を導き出していく機会も提供したい。