【HFLP A】 ※ 受講者のご職位は研修当時のものとさせていただいています。

     西村 慶介 キリンホールディングス 代表取締役 常務執行役員

     

    profa1 当初はCFO養成講座ということで財務畑とは縁もゆかりもないキャリアの自分には 関係のない話と思っていたが、一方で経営の一翼を担う立場としては昨今の企業 の持続的価値創造やその実現のためのコーポレート・ガバナンスの強化は喫緊の 課題であり、また投資・提携戦略を担当する立場としてはそのこと自体が企業価値 創造に直結していること、当然ステークホルダーに対する説明責任を有していること、 またその相方として常にCFOの存在があることを考えるとCFO視点で企業経営を 学ぶのもためになるのではという期待から参加を決めた。結果は想定以上。数々の 修羅場を潜り抜けてきたCEOやCFO、また彼らのパフォーマンスを冷静な目で評価する投資家といった多様 かつ錚々たる顔ぶれの講師陣。成功だけでなく失敗も含めてそこで何を学び次につなげていったかといった 話は教科書では得られない生きた勉強であった。加えて参加受講生の質も高く、時に講師を困らせるほどの 質の高い質疑や討議がいい意味での緊張感を与えてくれた。番外編としては合宿の深夜に及ぶ伊藤先生を 交えた受講生同士の議論やそこで生まれたネットワークは本プログラムの大きな収穫の一つであった。

     

     

    川島 勇 日本電気株式会社 取締役執行役員常務兼CFO

     

    profa2 CFOに就任して5年近くが経過する。CFOはCEOのパートナーであるということ がしばしばいわれるが、他社ではCEOがCFOに対して何を期待しているのか、また 他社のCFOがどのような問題意識を持ち、何を意識して業務を実践しているのかを お伺いし、自らのこれまでの経験をいま一度位置づけ直し、自分が何ができていて、 何ができていないのかを確認するために参加した。そうした観点で本プログラムを 振り返ると、大変充実した内容であったと思う。講演者のセレクションも非常に練ら れていて、ご登壇されたCEO、CFO、投資家やバンカー、エコノミストすべて適材 適所で非常に素晴らしい内容であった。成功体験だけではなく、失敗経験もシェアすることで、書籍や文献 では確認できない企業経営の実践的経験に基づく知識を修得できた。

     

     

    平子 裕志 ANAホールディングス株式会社 取締役執行役員 財務統括責任者(CFO)

     

     これまで主にマーケティングや事業計画・経営企画を担当してきたが、2015年4月からCFOを担うこととなった。こうした中で、本プログラムを運営する一橋大学CFO教育研究センターの伊藤邦雄先生がかねてより主張されている「CFOは金庫番ではいかん」という話に共感していたため、本プログラムに参加すれば、新たなCFO像を学ぶことができるのではないかと考え、参加した。テキストや書籍を読めば、ある程度、財務や企業価値についての知識を得ることができるが、企業経営や市場の最前線で活躍されている講師による、実際の経験に基づいたレクチャーは臨場感にあふれ、目指すCFO像をイメージするうえで大変に有効であった。近年、ROEなどの重要性が叫ばれているが、本プログラムを通じてその本質的な意味を理解することができた。伊藤先生のリーダーシップのもと、見事なまでにプログラムが作り込まれていたと思う。

     

     

    青山 朝子 コカ・コーライーストジャパン株式会社 常務執行役員 コマーシャルファイナンス統括部長

     

     コーポレート・ガバナンス・コードや伊藤レポートなどが公表され、企業においてコーポレート・ガバナンス改革についての取り組みが求められる中、そうした動きを牽引されている伊藤邦雄先生から直接学ぶ機会が得られるということで参加した。
    自分はこれまで財務担当であり、それに関する知識・スキルは十分に理解していたつもりであったが、講演者と受講者との間の討議などを通じて、それらが企業経営のコンテキストでいかに実践されているかを深いレベルで学ぶことができた。またさまざまな業種、世代の素晴らしい受講者が参加されており、企業価値をめぐるトピックについて、合宿やその後の懇親の場でそれぞれの経験も交えて語り合うことができた。こうした素晴らしいCEO、CFO、経営者の皆さまとのネットワークを構築できたことも収穫であった。

     

    永岡 英則 株式会社VOYAGE GROUP 取締役CFO

     

     当社は1999年創業し、2年前に上場したインターネット企業であり、創業期よりCFOを担ってきた。20歳代で就任して以来、創意工夫と試行錯誤によってCFO業務を積み重ねてきたが、若い業界ゆえ周囲にCFOとなっている先輩が少なく、相談する機会もなかなかない。豊かな経験をされている先輩方からCFOの役割を全うするにあたってどのような問題意識を持ち、何を重視しているのかなどをお伺いしたく本プログラムに参加した。
     実際にプログラムに参加して、大企業のCFOがどのようなことを考え、企業経営にのぞんでいるのか、先達の経験を学ぶことができた。また本プログラムにご登壇いただいたスピーカーは企業経営や市場の最前線で活躍されている方々で、彼らに対して質問をする受講者もやはり自らの責任で企業経営に関わられている方が多く、企業経営に対する現実的、実践的課題にどのように対峙すべきかについて、普段とは違う視点で考え、理解することができた。

     

     

    【HFLP B】 ※ 受講者のご職位は研修当時のものとさせていただいています。

    小宮 暁 東京海上ホールディングス 執行役員 経営企画部長

     

    profb1 これまでのキャリアがマーケティング・営業・人事等が中心で、CFOラインとは 離れていた。このため体系的にCFOなどの財務リーダーとなるために学び、実務と して一刻も早くCFOラインとしての業務を全うできるようになることを狙いとして 本プログラムに参加した。講義資料が選りすぐれらており、体系的にCFOラインに 関わる知識を学ぶことができただけではなく、それぞれの領域で豊かな経験を持つ 一流の講師陣によるレクチャーを通じて、それらをより効果的に活用するための 示唆もいただくことができた。感動すら覚えたセッションがいくつかあった。さらに ワークショップやグループ・ディスカッションなどを通じて受講生の間で討議する機会も多数もうけられており、 他の受講者からも学ぶ機会が多かったこともよかった。社内の自前プログラムでは到底組むことができない 内容であると感じた。

     

    山下 恭史 株式会社髙島屋 執行役員 財務部長

     

    profb2 本プログラムの募集が社内であった際、自分は横浜店長から財務部長へ異動 したばかりであった。これまで財務部門や経理部門の経験がなく、新しい財務部門の 役割を切り拓けるのではという期待が大きい一方で、不安も大きかったため参加 させていただいた。伊藤邦雄先生がCFOにはこれまでの伝統的な財務・経理部長 を超えた役割が求められることを主張されていたことに強い関心を持ち、そうした 新たな財務リーダーに求められる役割やそのための知識・スキルを学びたかった。 実際にプログラムに参加して、受講したセッションのすべての講義が新鮮で学ぶこと があった。財務・経理のみではなく、幅広く経営者としてのCFOがその役割を担うのに必要となる知識・スキル やそれに基づく経験が凝縮されていた。伊藤先生の一貫した考え方に基づき、設計されていることを実際に 受講して強く感じた。

     

     

    大槻 秀史 日本通運株式会社 財務専任部長

     

    profb3 財務・経理部門で20年近くの実務経験があったが、これまで体系的な財務・経理部門の講習に参加したことがなく、仕事の中で必要に応じて、学び、勉強を積み重ね、実務に活かしてきた。それらを体系的に学ぶことで、自らの業務を見直す機会を獲得したく、本プログラムに参加した。実際に参加して、これまでの知識・スキルを体系的に位置づけることができた。また元CFOや現役CFOが、財務・経理やそれをコアとする実践的知識を基礎として、強い覚悟と一貫したロジックに基づき、企業の競争力向上に取り組んできた経験談をお伺いできたのは大きな収穫であった。
    実際に自社の資本政策や財務政策を考えるうえでの示唆を獲得することができた。また本プログラムに参加する前は、投資家は短期的という先入観があったが、ご登壇いただいた投資家やアナリストは、中・長期的な視点で価値創造を促すという視点をもっており、彼らの考えや企業に対する姿勢を学ぶことができたこともよかった。

     

     

    【HFLP C】 ※ 受講者のご職位は研修当時のものとさせていただいています。

    寒竹 明日美 株式会社丸井グループ 財務部財務課長

     

    profc1 本プログラムを通じ、体系的に企業価値創造についての学習ができた。理論に 加え、経営者や投資家の方の生の話を聞くことで、企業価値に対する理解が深まり、 自社の戦略や方向性・課題について、より踏み込んで考える力がついたのではないか と考える。

     そして改めて、財務に携わることの重要性を認識できる機会となった。自分の 仕事によりポジティブに・いい意味でプライドを持って向き合えるようになったこと で、部下へのモチベーションのかけ方など、チームビルディングにも効果があったの ではないか。戦略的な財務セクションを構築していきたいと強く思うようになった。

     また、優秀で前向きな受講生と切磋琢磨できる環境には大変刺激を受けた。い い仲間に恵まれたことに感謝している。

     

     

    藤家 新一郎 塩野義製薬株式会社 経営企画部 担当課長

     

    profc2 2014年度よりスタートした中期経営計画の策定に関与し、日々、経営目標の 達成に向けた課題に取り組んでいたところ、本プログラムの案内が届いた。今後、 高い視点から業務を遂行していくにあたり、本プログラムの狙いや伊藤先生を 始めとする各講師からの直接指導は非常に魅力的であり、会社を代表する一人 として積極的に参加した。

    本プログラムに参加して獲得できたこととして、下記の3つがあげられる。

    ① 大学講師、投資家、アナリスト、弁護士、企業、格付け会社から幅広い情報を   得ることできたこと。

    ② 業界を超えたネットワークを形成できたこと。

    ③ 授業だけでなくWorkshopや懇親会を通じて、直接情報交換ができたこと。

     特に伊藤先生を始めとする伊藤レポート作成に直接携わられた方々の生の声、実務経験豊富な講師 の方々によるビジネスリスクに対する考え方、ワークショップを通じたゲストインタビューはこの講座ならで はの企画であり非常に刺激を受けた。また各社の最前線で活躍されている受講生の方とのネットワーク は人生の財産であり、今後も企業価値向上に関する情報交換を継続していきたい。

     

     

    小谷 正人 日産自動車株式会社経理部 事業収益計画グループ 主担

     

    profc3 本プログラムには社内で自分自身が経験できる業務の範囲や種類は限られているので、広範な知識が得られることを期待して参加した。実際に参加してみて、期待通りの知識が得られることに留まらず、伊藤先生をはじめ講師の方々のCFOを担える人財を育成することへの高い熱意に刺激を受け、自身のキャリアアップに対して従来以上に積極的に考える様になった。また、Workshopでは企業のCEO/CFOの方と少人数で質疑応答を行い、経営に対する様々な理念を直接伺えたことや、経理は仕事柄社内ばかりを向きがちだが、HFLPを通じて様々な業界からの意欲の高い参加者と知り合い、終了後も情報交換や交流を継続していることはこのプログラムならではの貴重な経験かつ財産となった。

     

     

    佐井 拓実 ソニー株式会社 財務部 財務企画グループ シニアマネージャー

     

    profc4 本プログラムには、財務・会計に関する知識や資本市場関連の実務を通じて得たスキルなどを体系的に学び直しブラッシュアップすることを狙いとして参加した。また異業種からなる人的ネットワークを形成したかった。実際に受講して、財務・経理といった専門分野は当然のこと、経営戦略、投資家との対話、税務、M&A交渉など、CFOに求められる領域は非常に広いと改めて認識できた。財務リーダーとなるには、こうした各領域の要諦は押さえつつも、最も重要なのは、全体を俯瞰する力、(部分をつないで)全体を統合する力であることが理解でき、自らのキャリア形成の指針を立てることができた。さらに伊藤先生、金融/資本市場の様々な実務プロフェッショナル、そして有力企業の現役経営者といった皆様から、多くの学びや刺激を得ることができ、また研修の同期生は数々の議論や合宿等を通じて、今後もお互いに切磋琢磨していける仲間となった。